興味深いパラダイムに対する考えを積み重ねる場にしたいです.


by patyakatya
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<   2006年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ツタ

上野にある東京芸大の柵に巻き付いていたツタが枯れて,ピンク色の種子?がかつて在ったツタの軌跡状に張り付いていました.藍色とピンクの色あわせがきれいだし,種子からツタの曲線を想像できるというところも面白いなと思います.
その芸大の近くの谷中霊園では枯れ木の写真を撮りました.これを見ると,この樹は思いっきり天に向かって伸びようとしているんだろうなと思える.緑こそ無いけれど,凄い生命力だと思う.
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by patyakatya | 2006-03-24 01:05 | 数学・アルゴリズム

珪化木と貝オパール

ところで,珪化木は樹木の細胞が珪素などと置き換わったもので,貝オパールは貝の形をした隙間にオパールが形成されたものです.ふたつのオブジェはともに,形態と組成分が分離して存在しうることを示しており,そしてまたこの場合においては形態が生き残り,組成分が生き残らないという事実を教えてくれます.写真はmade in USAのものだけど,珪化木は東北地方にも産出する鉱物のようなので,できれば近いうちに見学しに行きたいなと思っています.
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by patyakatya | 2006-03-20 21:26 | 万物流転
前述のセールで貝オパールとルチル入り水晶も買いました.お店の人に教えてもらったのだけど,よく見ると貝オパールの体内には砂が閉じ込められている.またルチル入り水晶には当然ルチルが入っているわけで,こういうのを眺めていると質実剛健なレンガ造りの一軒家などを想像してついついなごんでしまいます.それで,ついついルチル入り水晶を握りしめながら寝たりしてしまいます.貝オパールは高かったし水晶に比べたら脆そうなので握りしめたりはしていませんが,もし僕がありんこくらいの大きさの生物になったら,是非とも一度貝オパールに寄り添って寝てみたいと思います.

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by patyakatya | 2006-03-19 22:57 | アレフ

忍石の模様

鉱物科学研究所のセールで忍石を買いました.忍石の模様は,枝分かれ&前進という形態生成の手法が,植物の世界だけじゃなくてもっと一般的に存在する良い証拠です.
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ところで,枝分かれ&前進というルールの具体例として,ロボットの行動生成などに利用されている(らしい)Rapidly-exploring Random Treesが思いつきます.このアルゴリズムのうち,形態生成に関係する部分は,

0.空間上の任意の1点を樹のノードとみなす
--以下反復処理--
1.空間上から別の任意の点Aを選ぶ
2.点Aから一番近いノードを選び,そのノードから点Aの方向に一定長の枝を伸ばす
3.枝の先端を新たなノードとみなす.
--ここまでを反復処理--

というものだったと思います.昔実装したんですが,これ,こんな簡単なアルゴリズムなのに結構カッコいい形を創ってくれるんです.たぶんアルゴリズムにおける偶然と必然のバランスが良いのだろう.樹というよりかは脳神経系みたいな形になっていましたが,枝が伸びる方向に制約条件を課せばより樹木っぽい形になるんだと思っています.
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by patyakatya | 2006-03-18 00:42 | 偶然と必然
世の中のいろんなものをネットワークとして捉えると,そのネットワークの構成要素の意味が違って見えてくる.例えばpatyakatyaという記号をmixiに委ねてみればそこには”Aさんの友達”という意味が知覚できるし,またamazonに身をゆだねればナントカという本がお勧めだということがわかる.これらの意味は当然,patyakatyaという記号が他の記号と独立して存在していたらアフォードされてはこない.amazonやmixiのネットワークには他にも色々な構成要素があって,それらがある種の繋がりを持つからこそ意味が見えてくるわけだ.意味を構成するという観点から見れば,ネットワークの多数の構成要素達は文脈あるいはモノの見方のようなものであって,だからつまりネットワークを創るという事はモノの見方を作るということに結構近い.
folksonomy(直訳は「皆で分類する」だけど,皆でタグ付けしてネットワークを創ることって捉えるのが一般的だと思う)の威力はそうやって"モノの見方"をユーザが作り,そして"表現できる"というところにもあって,これから僕もどんどんそういう方向に世の中を変えて行きたいなと思っている.モノの見方の表現と共有(自分のモノの見方を他人にわかってもらいたいという願望は大多数の人にあると思う)がもっとフローな状態の中でみんなができるような,そんな世の中にしていこう.
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by patyakatya | 2006-03-09 23:20 | 偶然と必然

列について

このあいだスノボのついでに会津若松に寄って観光してきました.会津若松には会津藩の大きな武家屋敷が復元してあり,そこを簡単に見て回ったのですが,ぐずついた天気だったため武家屋敷の軒先からは雨水が絶えずしたたり落ちていました.落ちる雨水が雪面に開ける穴がすらりと並んできれい.
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列になった物事には,なんか当たり前だけど"列"という意味が付着する.こういうのも量が質(アフォードする感覚)を変化させる一例だと思う.雨水が描く円が列になるとまた新しい意味が立ち表れる,そういう風に世界(と僕)ができている,そのことがすごいと思う.
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by patyakatya | 2006-03-08 22:23 | 偶然と必然

漂着する場所

海岸で拾った石や公園の木の幹の奥行き.精神的な奥行きと感覚的な奥行き.デンマークのある家族は,クリスマスの晩餐の席を一つ,突然の来客あるいは精神的なもののために開けて用意しておくらしい.漂流してとどまってまた離れていく,稀人というしきたりもまた奥行きを場に表現する方法の一つ.ヨリシロを用いて空間に穴をあけ客を招き,こちらから向こうにゆくのではなく,ただお待ちする,そんな穏やかで非行動的な日常.
そして稀人は天使のように突然現れ空気を入れ替えさっていく.稀人は非論理的で知覚できるモノゴト.つまり奥行きを感じさせるモノゴト.例えば竹生島の雷鳴.ある種の神秘.

ヨリシロという遊び方.
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by patyakatya | 2006-03-07 01:23 | 遠近法