興味深いパラダイムに対する考えを積み重ねる場にしたいです.


by patyakatya
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熊楠の世界観の影響を受けている.

「ここに一言申す.不思議ということあり.事不思議あり.心不思議あり.物不思議あり.理不思議あり.大日如来の大不思議あり.」
多分,宇宙は不思議の集合とみなされている.

「さて妙なことは,この世間宇宙は,天は理なりといえるごとく(理はすじみち),----,前後左右上下,いずれの方よりも事理が透徹してこの宇宙を成す.その数無尽なり.故にどこ一つとりても,それを敷衍追求するときは,いかなることをも見出し,いかなることもなしうるようになっておる.」
人間は,不思議(の集合)を説明するすじみちを無限に見つけだすことができる,ということだと思う.

「科学とは,----,心,事,物の不可思議の幾分なりともを,順序正しく,早く,人の間に合うように片づくることをつとむべしとなり.祈祷がきくと思わば,その道すじを研究して可なり.神通の実行を望まば,その方法を講じて可なり.道筋だに明ならんは,いずれも科学として用あるなり.」
「次に科学を真言の一部として(せずとも実際然り),宇宙一切を順序立てて,人々の心の働きの分に応じて,宇宙の一部を楽しむことをせしめて見よ.」
科学の楽しさは不思議の懐の広さに抱かれるということ,すなわち様々な理を許す自然の驚異を楽しみながら,自分独自の理を感じて生きる,というところにあるのかもしれない.
ちなみに真言というのは真言宗の真言だと思うけど,じゃあ真言宗の真言とは何なのか,ということはまだ勉強不足です.
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by patyakatya | 2005-07-13 03:16 | 南方曼荼羅
「今の学者(科学者および欧州の哲学者の一大部分),ただ箇箇のこの心この物について論究するばかりなり.小生は何とぞ心と物がまじわりて生ずる事(人界の現象と見て可なり)によりて究め,心界と物界とはいかにして相異に,いかにして相同じきところあるかを知りたきなり.」(南方熊楠が書簡にしたためた文章)
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by patyakatya | 2005-07-07 20:26 | 南方曼荼羅
JAVAの勉強をしながらオブジェクト指向が何故上手くいくのか考えてみました.まず,ソフトウェアを創造するという行為に対する制約条件を二つ思いつきました.一つは脳みそを使わないといけないということで,もう一つはコンピュータを使わなければいけないということです.オブジェクト指向は,この二つの制約条件を守りながら効果的な魔法を唱える手法として,まあ妥当なものなんだろうな.

オブジェクトやモジュールといった考えは,要するに要約化といったことで,つまりボルヘスのアレフやなんかを想起することもできるのであります.世界の全てを包含するたった10行のプログラムは存在するかということを考えると,詰まらない授業もちょっとは楽しい.

階層や依存といったことは,そういう要約(オブジェクト)のネットワークのどの範囲にどの程度まで意識の焦点を置くかということを明示的にコントロールできるということで,つまり階層や依存の関係を書いておけば,気になったときに気になった場所へ飛んで気ままにそのクラスを調べることができます.つまり関係図は地図のようなもので,これがある限りコードの森で迷子になることがない,これは大変便利であります.

そういう事を考えるのにも飽きたので,その後は 環境が動きを規定する という事についてもう一度考えてみた.小学生の頃,夏になるといつも,友達と砂場に山を作って,その山肌に溝を掘ったりトンネルを掘ったりして,水を流して遊んでいた.水が流れるということの気持ちよさに虜になったのか,毎日毎日飽きずに飽きずに繰り返し繰り返し,スーパーの袋でもって水道から砂場まで水をササっと運んでザザっと流して喜んでいた.今考えると,それは 環境が動きを規定する という事に面白さを感じた(勿論面白さはそこだけにあったというわけではないと思う)初めての体験だったんじゃないかと思う.同種の面白さを含んだモノで,その次にはまったのは多分チクタクバンバンだった.

環境が動きを規定するということも,所詮は一つのルールに過ぎないし,そのルールが自然界に存在するとも思えない.でも,そういうルールに過ぎないものをもとにして,想像以上の創造が行えるという場合も,たぶんある.不思議とルールと創造の関係に興味は尽きない.
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by patyakatya | 2005-07-01 22:24 | たまには日記でも