興味深いパラダイムに対する考えを積み重ねる場にしたいです.


by patyakatya
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枝ぶり

冬になると落葉樹は枝の伸び方がよくわかって面白い.c0049752_226552.jpg木はどうしてああいう形に伸びていくんだろうとすごく気になる.進化の方向を特徴づけるルールは,沢山の葉を茂らせ,葉から根本までの平均距離を最短にし,かつ全ての葉っぱができるだけ太陽に照らされるようにする,というようなものなんじゃないかと,ど素人ながらに考えたりして楽しむ.ルールという言葉で自然を理解したくなるのは,緩やかなルールが統一性を,組成分の違いが種属目の違いを生み出すという見方を僕に教えてくれた2冊の書籍,すなわちアイゲン(ノーベル化学賞受賞者)とヴィンクラーという人が書いた「自然と遊戯」という本と,荒俣さんの「大博物学時代」のおかげです.

松岡さんの「花鳥風月の科学」は,枝の伸び方の意味を「道の通り方」の一例として説明している.ここで道という言葉は,古典力学で習うようなエネルギー最小法則にしたがって伸びていくものの総称を指している.ボールが転がるように,雨が落ちるように,陶器の表面がひび割れるように道は伸びていく.陶器.昨日彼女の家で彼女が焼いた白いお皿の表面の薄オレンジ色のひび割れを眺めてみた.細かさが異なる模様が表面全体を覆っていて,ああかっこいい模様だなってあらためて思った.これもエネルギー最小法則が作った形なのかなぁ.

夏,を,万物が腐る季節と呼ぶ物語がうちにある.東京の冬は植物が固まる季節.モノの形を眺める季節.
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by patyakatya | 2006-02-13 02:37 | たまには日記でも