数学の歴史について
2005年 08月 15日
感覚と理知の合わさったところで,最初ユークリッド幾何学や数論が誕生した.この合いの子達を理知が持ち帰り,内省的に発展させていったところに近代数学(ヒルベルトの形式主義体系,あるいはプログラミングという計算行為の体系)は存在する.理知がある程度好き勝手に発展させたにも関わらず,近代数学が依然として「感覚の理」というか「自然現象」と合致するというのは不思議なことな気がする.理知にも感覚にも身体や脳の構造に起因する限界があるが,その限界性--すなわち身体・脳の構造や組成分--が等しく両者に共通の制約条件を付加するが故に,理知と感覚はかなりの程度矛盾しないて済んでいるのかもしれない.
by patyakatya
| 2005-08-15 11:15
| 数学・アルゴリズム