興味深いパラダイムに対する考えを積み重ねる場にしたいです.


by patyakatya
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創造するということについて

茂木さんの最新刊に,個人個人の代表的な創造物は自分自身である,というような事が書いてあった.全くその通りだと思う.
当たり前だけど,人間はどちらかというと二酸化炭素やら神経パルスやら筋細胞やらを創りだすような構造にチューンナップされた存在である.だから,どちらかというと陶器やら機械やら絵画やらを作るのには向いていないんだと思う.

人間が創れる最も複雑なものは自分自身.スポーツや恋愛は,そういった自分自身を創造するという能力を,上手に利用して楽しく過ごすための仕組みと捉えることもできる気がする.
スポーツは基本的に自分の身体を改造した後に,自分の身体を動かして行う.恋愛も自分を変えるチャンスだ.自分を変化させるという創造行為は,全ての創造行為の中で人間が一番得意とするところだから,素晴らしい創造物が誕生する可能性は'比較的'高い.敢えて困難な道を通って,(素晴らしい創造物が誕生する可能性が'比較的'低い)陶芸やアニメーションなんかに血道をあげる人からは,なんとなく切実な感じがする気がする.でもひょっとしたら,陶芸とかもまた,陶器を創ると同時に自分を創る作業なのかもしれない,というか絶対そうなんだろうな.

青山二郎の作品は本人そのものだ.その作品は,本人が好いた骨董よりももっと,他人に大きな影響を与えていたんだと思う.すごく当たり前のことなんだけど,面白い.

身体も精神も変わり続けていく.人間も含めて,この世のモノってほんとに不思議だなと思う.
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by patyakatya | 2005-06-16 00:11 | 万物流転